「波線省略するな」キャンペーン?
一つ目のグラフはひどいけど、値を表示しているのでまだ良心的。 二つ目のグラフは縦軸に目盛りがあるし、きちんと波線を書いているので 高木先生の言うところの「小学4年の算数で習うレベルの学力」がある人ならば問題なく理解できるはず。
一つ目のグラフのように縦軸と波線を省略し、 二つ目のグラフのように値を省略すれば 「まったく根拠のないデタラメグラフ」のできあがり。
今回高木先生が例示したグラフは、決して「いちばんひどいケース」ではないですよね。 捏造というには片手落ちでぼろが出ているグラフ。 だからこそ外部の人間が間違いを指摘できたわけです。
だから ICのblog:それは違うかと・・・ の「事業所数が30750から20750になるのは,激減といって間違いではない」 という指摘はあまり意味がありません。 どれくらいの変化で激減なのかは客観的には決まりませんし、 この事業者数のグラフがよいか悪いかではなくて、 こういうグラフを作って放送してしまうことを問題視しているのでしょうから。
もわ爛漫 - 表すべきデータの意味 の 「「プレゼンテーションにおいては見せるべきところを強調する」という基本ともろにバッティングする主張でもある」 という主張は確かにその通りで、 時間の限られるテレビ放送に論文のような厳密さを要求するのは難しいし、 またそれが視聴者のためになるとも限らないです。 リンク先で提案されている 「データに細工をしたことが分かる表記を省略しない」 「報道関係者は検証可能な生データをWebサイト等で提供すること」 に大賛成。 高木先生の「波線省略をするな」は過激すぎて実行が難しいです。
はっ、これはもしかして 「過激なことを言って注目を集めるメソッド」なのでしょうか? 「サニタイズ言うな」みたいな。 あー、そうか、そう考えると納得がいく。 近いうちに「波線省略するな」というタグがつけられるようになるんだ、きっと。